大学(院)生のための異分野交流アカデミックカフェ、第38回BAP cafeのお知らせです。 次回は10月11日の金曜日です。
タイトル:
旅へ出よう!ドイツ教養小説と変わりゆく教養理念
スピーカー:
高田梓 (東京大学大学院 人文社会系研究科 D2)
日時:10月11日 (金) 20:00 - 22:00
場所:Lab-cafe (本郷三丁目 明和本郷ビル7階)
会費:300円(コーヒーまたは紅茶付き)
質問等ありましたらお気軽に
bapcafe[at]googlegroups.com ([at]を@に変えてください)
タイトル:
旅へ出よう!ドイツ教養小説と変わりゆく教養理念
スピーカー:
高田梓 (東京大学大学院 人文社会系研究科 D2)
「教養」という言葉を聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?一般教養、教養学部、教養を身に付けるなど、何処となく権威的な響きを持つこの言葉は、現代においては「幅広い知識」より簡単には「文化・芸術を愛する心」や「物知り」といった意味に捉えられてしまうかもしれません。
が、もともとはドイツのBildung(ビルドゥング)という人間の人格形成や陶冶を表す理念から来たものです。はじめ神の似姿へと人間を形成することを目指したこの理念は、近代以降自身の定める姿へ自己を形成させることへと意味が変化しました。そこでは、時代によって、また人によって、目指すべき人間像が変わることが起きるはずです。その葛藤や自己形成の過程を描いた文学作品を、一般に教養小説と呼んでいます。18世紀末に書かれたゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』は、この小説ジャンルの代表であり、多くの後の文学に影響を与えました。10月BAPcafeでは、ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』の成立に至るまでの教養小説初期の風土や、教養理念の時代的変遷について紹介しながら、現代における教養の形についても、みなさんとお話できたらと思います。
が、もともとはドイツのBildung(ビルドゥング)という人間の人格形成や陶冶を表す理念から来たものです。はじめ神の似姿へと人間を形成することを目指したこの理念は、近代以降自身の定める姿へ自己を形成させることへと意味が変化しました。そこでは、時代によって、また人によって、目指すべき人間像が変わることが起きるはずです。その葛藤や自己形成の過程を描いた文学作品を、一般に教養小説と呼んでいます。18世紀末に書かれたゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』は、この小説ジャンルの代表であり、多くの後の文学に影響を与えました。10月BAPcafeでは、ゲーテ『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』の成立に至るまでの教養小説初期の風土や、教養理念の時代的変遷について紹介しながら、現代における教養の形についても、みなさんとお話できたらと思います。
日時:10月11日 (金) 20:00 - 22:00
場所:Lab-cafe (本郷三丁目 明和本郷ビル7階)
会費:300円(コーヒーまたは紅茶付き)
質問等ありましたらお気軽に
bapcafe[at]googlegroups.com ([at]を@に変えてください)
までお問い合わせください。
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