タイトル:
ヒッグス粒子の発見と新しい真空の物理
スピーカー:
久保田隆至 (メルボルン大学研究員)
2012年7月4日にLHC加速器を用いた実験によって新しい素粒子の発見が報告されました。その後の詳細な研究により、この素粒子が素粒子理論で予言されるヒッグス粒子であることが強く示されています。この発見は未解明だった”質量の起源”を担うメカニズムの解を与えると同時に、実は”真空”は空っぽの容器でなく、素粒子に作用しその性質を決定するもっとアクティブなものだという描像を支持します。本Cafeの前半ではヒッグス粒子を取り込んだ素粒子物理が描く宇宙像を紹介します。質量がないってどういうこと?真空中に満ちているなら、なぜヒッグスを取り出すのに加速器が必要なの?といった多くの方が疑問を抱かれる話題も、分かり易く説明できたらと思います。
後半ではLHCを用いたヒッグス粒子の探索、測定の方法、過程および結果を解析者の視点から紹介します。また測定されたヒッグス粒子の性質が示唆する新しい物理の可能性や、更なる探索に向けたLHC加速器のエネルギーと輝度の増強計画、それを最大限に活かすための粒子検出器のアップグレードへの取り組みについてもお話します。
後半ではLHCを用いたヒッグス粒子の探索、測定の方法、過程および結果を解析者の視点から紹介します。また測定されたヒッグス粒子の性質が示唆する新しい物理の可能性や、更なる探索に向けたLHC加速器のエネルギーと輝度の増強計画、それを最大限に活かすための粒子検出器のアップグレードへの取り組みについてもお話します。
日時:9月27日 (金) 20:00 - 22:00
場所:Lab-Cafe (本郷三丁目 明和本郷ビル7階)
会費:300円(コーヒーまたは紅茶付き)
質問等ありましたらお気軽に
bapcafe[at]googlegroups.com ([at]を@に変えてください)
までお問い合わせください。
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