2013年3月20日水曜日

第31回 BAP cafe 3月27日 (水)


大学(院)生のための異分野交流アカデミックカフェ、第31回BAP cafeのお知らせです。 次回は3月27日の水曜日です。

タイトル:
深海底の堆積物から探る過去の気候変動

スピーカー:
久保田好美 (理学系研究科地球惑星科学専攻D3)

スピーカーより:

今から約2万年前、地球の気候は氷期と言われる寒い時代を終え、比較的暖かい間氷期への移行を始めます。
アジアの気候は、モンスーン(季節風)の風向きが夏と冬で逆向きになることで雨の多い夏、乾燥する冬として特徴づけられます。地質記録から過去の気候変動を明らかにする学問、古気候学では、近年の地球化学的手法の開発、発展により、水温や塩分といった定量的な気候変動の情報を抽出することができるようになってきました。
私の研究では、東シナ海の深海底堆積物を使って、東シナ海に流れ込む最大の河川、長江の流量を過去4万年万にわたって復元することで、過去の夏の降水量の変動を定量的に明らかにするという試みをおこなってきました。
BAP cafe では、過去の地球の気候変動がどのように明らかになってきたのか、氷期と間氷期でアジアの気候はどう変化したのか、などについてお話したいと思います。
想像力をかき立てられる地球科学の世界をどうぞお楽しみください!


日時:3月27日 (金) 20:00 - 22:00

場所:Lab-cafe (本郷三丁目 明和本郷ビル7階)

会費:300円(コーヒーまたは紅茶付き)

質問等ありましたらお気軽に
bapcafe[at]googlegroups.com ([at]を@に変えてください)
までお問い合わせください。

0 件のコメント:

コメントを投稿