2010年11月30日火曜日

第4回 BAP cafe 終了報告!


11月12日(金)に行われた、第4回BAP cafeの終了報告です。

今回のスピーカーは、宇宙研でロケット制御について研究されている三浦さん(総研大)。
三浦さんには、ロケット研究の現状と今後、そしてご自身の研究について熱く語っていただきました。ロケットというと、国を挙げての大規模事業で、一年に何回か種子島や内之浦からどーんとうち上がる様を思い浮かべます。が、それとは別の軸として、小型衛星打ち上げのための、低コスト・即時性・短期間開発といった観点からのロケット開発もなされているそうです。ロケットもエコの時代に突入、なんですね。三浦さんの研究は、高頻度運用を目指すロケットのための誘導制御。通常、ロケットの制御系は搭載する衛星や軌道にあわせてカスタマイズされるものですが、それだと開発時間がかかり即時性に欠けてしまう。それにコストもかかる。三浦さんは、そういった問題点に着目し、統計数理学を用い、様々な場合に柔軟に対応できる汎用性に富んだ制御系の開発に取り組んでいます。もっと頻繁に、もっと気軽に、日本から衛星がうち上がる日も近いのではないでしょうか。

今回の参加者は、これまでの最高記録の20名!!!お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございました。

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